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「え?本?」企画、第一回目のテーマは「おむすび」です。
 

参加してくれたのは、デザイナー、イラストレーター、フォトグラファーに始まって多岐に渡っていますが、全員に同じ「おむすび」というテーマを伝えて、それぞれの思いで作品を作ってもらいました。

また、参加者全員同じアンケートにも答えてもらっています。そうやって今回22名分のおむすび作品(絵または写真)とアンケートが掲載された本ができあがりました。

テーマについて:

日常/非日常、いろいろな場面で目にするおむすび。

大人も子供もおむすびに関するいろいろなエピソードや体験があって、世代や立場などが違っていても通じ合える事が多いんじゃないかな?ということから「おむすび」をテーマとしました。
 

この本を通して、素敵な出会いや、結びつきや、多くの笑顔が生まれたらいいなと思っています。

vol.2

「え?本?」企画 vol.2は<子供版おむすび本>です。

「おむすび」のテーマで子供たちにドローイングを描いてもらって、それをもとにクリエーターがコラボして絵をつくり、一冊の本にまとめるという企画です。
子供ひとりに対して、ひとりのクリエーターが担当となり絵をつくります。

言ってみれば子供たちが「登場人物」を考えて、大人たちが「舞台装置」を考えるといった感じでしょうか?
「物語」を考えるのはまた子供たちの側であり、本を手に取ってくださった皆さんです

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vol.3

「え?本?」企画、vol.3のテーマは「すうじ」です。

 

vol.1の「おむすび」の本と同様、参加してくれたのは、デザイナー、イラストレーター、フォトグラファーに始まって色々な分野で制作活動を行なっている現役クリエーターの面々です。

今回は「すうじ」という本を作るので、その本に掲載する作品を制作してくださいとお願いして、それぞれの思いで作品を作ってもらいました。

前回同様、参加者全員同じアンケートにも答えてもらっています。

 

テーマについて:

触ることも食べることもできないすうじ。でもすうじに関わることのない一日なんて考えられないですよね。朝起きたら、まず時計やテレビで時間としてのすうじを見るという人も多いのではないでしょうか。

 

この本は「すうじ」について、辞書的な意味の説明を目指している訳ではありません。

「すうじって言えばさぁ、こんなこともあるんだよね~」という感じで、すうじをもとに自由に発想を広げてもらっています。(なので、漢字の「数字」ではなく、ひらがなの「すうじ」と表記しています)

そうした意味ではエッセイ集に近いのかもしれません。

 

普段はクライアントワークとして制作に取り組んでいるクリエーターたちだからこそ、ダメ出しする人が自分以外誰もいないという自由さ(怖さ?)を感じつつ、作品に取り組んでくれたのではないかと思います!

vol.4

「え?本?」企画、vol.4のテーマは「あそび」です。

 

文字どおり世界中がコロナという大きな禍に巻き込まれるなか、今回の「絵?本?企画」本つくりの呼びかけはひっそりと最小限のかたちでおこないました。コロナによる影響が、友人知人(のクリエーター)たちにどのような形で降りかかってきているのか不明だったからです。

集まってくれた面々も、生活に仕事にコロナの多大なる影響を受けているとのことで、そんな連絡を何度も取り合いました。

2020年5月に企画の呼びかけをして、参加者作品を受け取ってから遅れに遅れて年末になりようやく本の完成に漕ぎつけましたが、その間一旦収束に向かい始めたかに見えたコロナは、ご存知の通り2020年末、また感染者増加の状態です。

 

このような混乱は多くの人々に価値観を喪失させ、不安とネガティヴな思いを抱かせてしまうかもしれません。不安な状態にあると「善悪」や「我彼」の区別をすることで、安心したくなるかもしれません。でもこんな時だからこそ区別ではなく「あそび」の思いを発揮できたらいいなと思います。

参加クリエーターたちのアンケート回答を見ると「あそびとあそび以外の区別がないんです」という意味の回答が多くありました。ものをつくるって、そうした境界みたいなものを取っ払ってくれるところがいいんだよなぁと思うと共に、そんなクリエーターたちの持つあそび心を心強く感じています。

問題はコロナだけではありませんが、コロナの一日も早い終息と、皆さまのご無事&健やかな日々を心より願っております。

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vol.5

「え?本?」企画、vol.5のテーマは「場所/place」です。

 

コロナ禍において私たちは多大なる行動変容を迫られることになりましたが、場所を制限されると寂しい思いに駆られたり憤りを感じたりすることを思うと、感情と場所とは思いの外リンクしているんじゃないでしょうか。

 

人それぞれ場所に対する価値観や意味付けがあり、それは年齢や性格や環境などによっても刻々と変化するのでしょうが、場所に対する様々な思いはその人自身を色濃く反映するものでありましょう。

 

自分のことがよく分からなくなった時、つまり何かに迷ったとき、一見関係なさそうに思える「場所」についての思いを確かめてみると、そこに自分が無意識のうちに求めている答えが見えてくる…なんていうことがあるかもしれません。

 

美術の世界では昔から「空間把握」について力が注がれてきて、ルネッサンス期に一つの体系が確立したことは既知の通りでありますが、その末裔である私たちも、ドローイングやファインダーなどを通して日々空間/場所を見る目を鍛え続け、また追求を続けているのだと思います。

 

今回参加してくれたクリエーターたちも日々鍛えた目をもってそれぞれの場所を提示してくれましたが、さてそれはどんな場所であるのでしょう?

どうぞ本を手に取って、それぞれの場所を覗いてみてください。

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